シールテープの簡単な巻き方を正しい3ポイントで解説
シールテープに巻き方のポイント(方法)があることをご存知でしょうか?シールテープは巻いているのに漏れ(水漏れ、ガス漏れ)た経験、ねじ込んでいくと剥がれた経験はないでしょうか?心当たりがある場合は下記の巻き方の手順をご確認ください。
シールテープ巻き方のポイント1-ネジ部の状態を確認
ネジのサイズを確認し、下表よりネジに適合したシールテープの型式を準備してください。
切粉・油分等の異物を除去します。 ※異物の上からシールテープを巻いても『漏れ』が止まらない場合があります。
シールテープはねじ込む方向に合わせて巻いていきます。ねじ込む向きが時計回りであればシールテープは時計回りに巻きます。上手く巻けなかった場合は最初から巻き直してください。
ネジ規格 (管用ネジ) | 型式 | シールテープ幅(mm) |
2”(2インチ) | KS25-10 | 25 |
1”(1インチ) | KS20-10 | 20 |
3/4”(6ブ) 1/2”(4ブ) | KS13-15 KS13-02 | 13 |
1/4”(2ブ) 3/8”(3ブ) | KS08-07 | 8 |
1/8″(1ブ) | KS06-07 | 6 |
1mm幅から製作できる体制が整いました。ぜひご検討ください。
シールテープ巻き方のポイント2-巻き付け
シールテープの巻き始めはネジ山を1山程残した位置から巻き始めます。
巻く回数は2巻~3巻位が理想ですがネジの状況に合わせて巻く回数を調整してください。※多ければ良いものではなく、逆効果になりますので必要以上に巻かないでください。
シールテープ側を少し引っ張りながら(緩みのない程度)巻いてください。
巻き始めに1山残さないで巻いてしまうと配管内にシールテープが混入したり、配管にスムーズに入らなかったり、ガス管やゲージ圧計に使用するときなどは目詰まりの原因になります。
シールテープ巻き方のポイント3-完成
シールテープを巻き終えたら指や爪でシールテープを馴染ませるようにします。
ネジで手を切らないように手袋等保護具の着用をお奨め致します。